蔵王画家暮らし
A painter in Zao
東京生まれ東京育ちの画家が突如、雪深い温泉街に移り住むこととなった — 山形蔵王の旅館・宿泊施設を渡り歩く画家・小林舞香の暮らし。
A painter, born and raised in Tokyo, suddenly moves to a snowy onsen resort town - The day to day artist life of Maika Kobayashi moving between the ryokans and hotels of Zao in Yamagata prefecture.

Painter/Muralist Maika Kobayashi
1986年11月10日生まれ。東京都出身。作品にはアクリル絵の具を使用しており、手描きで精密な写実画を描く。日本大学において心理学を専攻していたが、絵画による自己表現に志しを傾倒。フリーランスイラストレーターを経て、画家活動を開始した。2010年8月にNYで初の海外個展「Fusion」を開催。その後は画家活動のみならず舞台演出家、壁画師など活動の幅を広げている。
《画家として》
私の活動の原点である絵画。
画家として活動し始めたときから海外に活動拠点を置いていたとき、舞台演出を行っている時、地方に行って壁画を描いている時。全ての活動で、常に新しい刺激があります。描きたいことがたくさん出てくるので、キャンバスに向き合う意欲になっています。
幅広い活動の中で感じたインスピレーションなどは、これからも私のアイデンティティである「絵画」で表現し続けていきたいです。
《壁画師として》
全国で壁画を描いています。
壁画をたくさん描くようになってから、絵というものが人々の生活にとってどんなものなのか考えるようになりました。ただ「誰かの暮らしに寄り添うための絵」だけではなく、「小さな部屋で夢中に描き続けるような絵」もまだまだ描き続けたい。
いずれにしても「誰の為でもない景色」が、誰かにとって大切な景色になっていくのは嬉しく思います。
《舞台プロデューサーとして》
パフォーマンス集団「紺夜-KOOYA-」を立ち上げ、国内外でショーを行っています。
中学時代は演劇部に所属していたこともあり、もともと舞台が好きでした。舞台をプロデュースするときは、私の頭にあるイメージをキャンバスという平面を飛び越えて”描く”ことができます。衣装、舞台美術、音楽など表現方法は様々。絵を描く以外でイメージを表すことができる分、いつも新鮮な刺激を楽しんでいます。
使用した道具や衣装に施した「絵」を通して、私の生み出すArtに対して多角的に興味を持ってくれたらと思い活動をしています。
