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  • 蔵王 画家暮らし

「誘客多角化の為の魅力的な滞在型コンテンツ造成」実証事業としての《蔵王画家暮らし》を終えて



さて、《蔵王画家暮らし》


改め「誘客多角化の為の魅力的な滞在型コンテンツ造成」実証事業を終えました。率直な所感としては、


・アーティストインレジデンスは蔵王温泉街に対して最優先事項ではない。アーティストインレジデンス事業を行うだけの体力が宿泊施設側にもアーティスト側にも必要。


・一般客的な《長期滞在環境》作りが最優先であり、コインランドリー、電子レンジ、コンビニエンスストアなどの補充で滞在者は大きく多角化する。


・アーティストと街の協力関係は経済基盤の底上げに繋がる。施設同士のフラットなコミュニケーションにアートやエンタメ、イベントはテーマとして必要であり、やはりコミュニケーションが充実した横の繋がりが良好な地域は確実に底上げされる。



各宿泊施設にある土産コーナ


ー。

とにかくただ在るだけではなく、宿泊費と同等額の土産消費を増やすべきです。宿泊客誘致一点にエネルギーを注ぐ必要はなくなるわけです。今後の観光地においては、客単価を上げていく話は蔑ろに出来ない。現在、私は日本酒ラベルデザインに積極的に携わっています。他、とにかくリデザイン出来るものはどんどんエネルギーを注ぎたい。新しい産業の持ち込み以上に《既に在るものの磨き上げ》。再掲です。山形の日本酒がGIを得ているのは世界展開としても大きい。知らないのがもったいない。


日本酒においては、とにかく瓶が大き過ぎる。

飲み切れない、重たいものは土産に向かない。なんせ女性は部屋に置きづらい。手に取りやすいサイズ感の展開をどんどん提案したい。今はオンライン試飲会がかなり良い軌道だと察知してますので、お試し用サイズの展開は私が進言するまでもなく進んでいくでしょう。

販路を広げるためのリニューアルと同時に、価格改革を。《大きくて安い》は「いつ買っても良いか」となる。《小さ


くて高い》は、なぜか購買欲を掻き立てる。リニューアルにアートを取り入れ、そこに思い切った付加価値をお願いしたい。


観光地において長年頭の隅にあった「あー、確かにあったら良いかもね」「こうしたら良さそうだとは薄々思ってた」を、本格的に「在る」ようにする。そんなことで?が、かなり大きい変化になると感じています。私はコインランドリーがたった1台あるだけでその施設を優先的に長期滞在に選びますし、電子レンジが1台あるだけでそこをメリットに他人に勧めます。


全国各地の各旅館、各温泉地、趣と歴史が非常にそれぞれ魅力的だからこそ、

誘客の差異はそのあたりからかと。


蔵王に滞在時間を長くするための、客を引き止めるコンテンツ造りが優先的に求められます。「やることがない」なら2時間立ち寄って、宿泊せず他へ逃げます。浅草と似た問題。宿泊施設の部屋の多角的な目的への開放を。体験型ワークショップをめちゃくちゃ作り込むとかしないと、蔵王温泉街においてスキー客以外は、夜まで風呂入ってお飯食べてそれ以外、暇です。




本日までに上がった案は回収していきますが、面白そう良さそうと言って目の前に出されたものをばかすか食べるのではなく、綺麗なコースにして丁寧に頂きたい。事業は点ではなく線です。一人では目指せないものですので、これからも多くのコミュニケーションが必要と心得ております。引き続きよろしくお願いします。



実証事業とは、「ダメかダメじゃないか」の二択を判断するのではなく、何が足りていて何をすれば実現に導けるかをデータ化する段階です。提案より遠い。私においてはこのまま蔵王に携わり続けていく上で、上記を念頭に丁寧な仕組みづくりに貢献できれば幸いです。



小林 舞香






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